イベント開催報告
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2025.12.25 クリスマスをお祝いしました
聖マリア病院などを運営する社会医療法人雪の聖母会は、12月25日、クリスマス会を開催しました。当院が開院した1953年に始まり、今年で73回目の開催。現在は、グループ法人である学校法人聖マリア学院、社会福祉法人平和の聖母の3法人合同で開かれています。

まず、コロナ禍を経て6年ぶりとなるクリスマスコンサートを開催。明光学園中学校・高等学校(大牟田市)の生徒や卒業生、保護者の皆さんが、聖マリア病院のホスピス病棟と中央棟ロビーでクワイアチャイムの澄んだ音色を響かせました。
雪の聖母聖堂でのクリスマスミサでは、主司式を務めたカトリック福岡司教区のヨゼフ・アベイヤ司教が「貧しく、虐げられた人々の救い主としてイエス様がお生まれになったのは、神様が私たちと共に歩んでくださることの表れです」と説教。「救いは力によって実現されるものではなく、共に歩むことによって実現します。私たちも共に歩みましょう。『アメリカファースト』『日本ファースト』から救いは生まれません。『いのちファースト』『人間ファースト』で共に歩んでこそ、私たちが待望している平和が与えられるはずです」と強調しました。
ミサ終了後は院内の照明を落とし、薄闇の中で職員や看護学生らがキャンドルを手に聖歌を歌いながら病棟を回るキャンドルサービスを実施。それに合わせて10人の神父が入院患者さんら約950人にプレゼントのお菓子とメッセージカードを手渡しました。
アベイヤ司教からプレゼントを受け取った小児病棟の池田詩季さん(2)は、うれしそうにほほえんでいました。 -
2025.12.11 災害時を想定、福岡県警航空隊と合同訓練を実施
12月11日、福岡県警航空隊と聖マリア病院による合同訓練が当院タワー(地域医療支援棟)屋上などで行われました。この訓練は、土砂災害や地震などが発生した際に県警ヘリを利用して、災害現場から病院までスムーズに救助搬送を行うためのもので、福岡県警察と病院スタッフ約20人が参加しました。
今回は耳納山麓で発生したとの想定で、県警ヘリ「とびうめ」が被災地から当院ヘリポートまで被災者1人を搬送。県警職員と当院スタッフによる院内への搬入を終え、ふただび離陸するまでを実践。本番さながらの訓練となりました。
訓練に参加した救命救急センターの市川碧衣医師は「ドクターヘリでの患者搬入は日常的にありますが、災害拠点病院でもあるので、県警ヘリや防災ヘリなど、ドクターヘリ以外の搬入も普段と変わらず受け入れられるように訓練を重ねたい」と話しました。

負傷者搬送のために降り立ったヘリ「とびうめ」と県警職員

県警職員から患者情報を聞き取りながら院内に運び込む医師・看護師ら









