• 社会医療法人 雪の聖母会 聖母の家・地域共生センター
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イベント開催報告

  • 2021.10.04 メディカルフードセンター祝福式を行いました

     聖マリア病院(島弘志病院長)は、2021年11月に新しい給食棟「メディカルフードセンター」を稼働予定です。それに先立ち10月4日、祝福式を執り行いました。式には病院・建築関係者ら30人が出席。ジュセッペ・ピアッツィニ神父(雪の聖母会チャプレン)を迎えて、センターの安全な運営を祈願しました。
     聖マリア病院はこれまで院内調理で給食を提供してきました。メディカルフードセンター稼働後は、管理栄養士が考えた献立に合わせた調理済み冷凍食品を外部業者から仕入れ、センター内の厨房施設で再加熱、盛り付け、配膳するクックフリーズ方式を採用します。
     式の中で島病院長は「入院中の食事料は20年前から変わらないのに、人件費・材料費は高騰し続けていて、多くの病院で悩みの種となっている。今回取り入れた新方式は美味しくて温かい給食をより安全に、素早く提供できる上に人件費も抑えられる。全国的にはまだ珍しい取り組みだが、これから日本中の病院で模倣されていくことになると思う」とセンターへの期待を述べました。
    地域医療支援棟(タワー棟)西側に建設されたメディカルフードセンター外観
    地域医療支援棟(タワー棟)西側に建設されたメディカルフードセンター外観

    祝福式の様子。ジュセッペ神父様が施設内を聖水で清めてセンターの安全を祈願しました
    祝福式の様子。ジュセッペ神父様が施設内を聖水で清めてセンターの安全を祈願しました
     
  • 2021.07.13 縁起でもない話をもっと身近に 南薫校区で出張講座

     7月13日 、久留米市南薫校区コミュニティーセンターで当院の出張講座が感染対策実施のもと開催されました。
     講座には75歳以上の30人が参加。ケアプランサービスから在宅介護の実際について、リハビリテーション室からは自宅でできる筋力トレーニングの紹介と実技指導がありました。キャンサーセンターの福澤理香・臨床心理士は、「もしもの時の話し合い」と題して、ゲームを取り入れた講義を行いました。
     「縁起でもない話でも、もしもの時のことを身近な人と考えてほしい」と、「人生会議」の大切さを強調。カードを使った「もしバナゲーム」で、自分の人生観や価値観を考えてもらいました。参加者は「もしバナゲームはこれからの生き方を考えるきっかけになりました」と話していました。

    南薫校区の方30人が参加した出張講座


    人生会議「もしバナゲーム」で自分の考えと向き合う
  • 2020.12.01 外国人研修生のハンさんが来日

     特定技能資格者のハン・スレイニックさんが2020年12月より、介護職(看護助手)として社会医療法人雪の聖母会(井手義雄理事長)で研修をおこないます。ハンさんはカンボジア出身。カンボジア大学で国際関係を学び、英語が堪能です。在学中に日本語を学び、長野県小諸市で技能実習生として1年間過ごしました。
     研修に先立ち井手理事長と面会し「もともと人の面倒を見るのが好きで、カンボジアはこれから高齢化社会になるということもあり、介護に興味を持ちました。研修期間中に日本の生活や介護についてしっかりと学びたい。」と抱負を語りました。

    ハン・スレイニックさん(左)と井手理事長(右)
  • 2020.10.29 久留米市ドクターカー事業に参入

     久留米市ドクターカー事業に2020年11月から聖マリア病院(島弘志病院長)が加わることになり、10月29日、同院で久留米市と久留米広域消防本部の3者による協定締結式がありました。
     締結式では、大久保勉市長、秋吉弘章消防長と島病院長が協定書に署名。島院長は「どこよりも住みたい街を目指す久留米市は充実した医療の街でもあります。久留米大学病院とともに久留米の二つの救命救急センターとして、高度な医療の実現に尽くしてきました。ドクターカー運行では、久留米大学病院、広域消防本部と三位一体となって努力していきたいと思います」とあいさつ。
     大久保市長からは「新型コロナウイルス感染症の対応でも特別な貢献をいただいている聖マリア病院は“断らない救急医療”のプロフェッショナルです。ドクターカーは市民の命を守るのに有益な制度で、運行に力を借りられるのはありがたいです」と感謝の言葉をいただきました。

    ドクターカーの前で(左から)大久保市長、島病院長、秋吉消防長
  • 2019.11.12 プノンペン大学との覚書調印式をおこないました

     聖マリア病院を運営する社会医療法人雪の聖母会とカンボジア王立プノンペン大学は、同大日本語学科に日本の保健・介護の基礎を学ぶ講座を新設することに合意し、11月12日に覚書の調印式をおこないました。
     今回開講する講座では、聖マリア病院の医師や看護師、介護福祉らが講師を務め、人間の体の仕組みや病気の予防、介護の基礎知識などを教えます。同科の学生約600人のうち約50人が受講予定です。

    笑顔で握手を交わすプノンペン大学日本語学科のロイ・レスミー学科長(左)と雪の聖母会の井手義雄理事長(右)
  • 2019.11.09 市民公開講座「動脈硬化と脳と心臓の話」を開催しました

     聖マリア病院は11月9日、外来診療棟2階のホールで市民公開講座「動脈硬化と脳と心臓の話」を開催。市民約100人が参加しました。
     この講座では、命に関わる脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす動脈硬化について専門医が分かりやすく解説。また11月9日は語呂合わせで「119番の日」であることから、久留米広域消防本部の救急救命士の方より救急車の正しい利用法も説明いただきました。会場の外には、血圧測定や頸動脈エコー検査、塩分チェック体験、AED体験など講座に関連したミニコーナーを開設。参加者からは「一般的な健診に加えて脳や心臓の検査も定期的に受けようと思う」「はじめてAEDに触れた。もしもの時にも自信をもって実践できそうだ」などの声が聞かれました。

    参加者からの質問に答える講師陣。左から循環器内科・貞松研二診療部長、脳神経外科・橋川拓郎医師、久留米広域消防本部 救急救命士・稲富健氏


    訓練用AEDを使って操作のポイントを学びました
  • 2019.10.24 第12回マリア・ホスピタル・コンサートを開催しました

     聖マリア病院は10月24日、中央診療棟1階ホールで「第12回マリア・ホスピタル・コンサート」を開催しました。このコンサートは、患者さん、ご家族、地域の方々に癒しの音楽をお届けするために2カ月に1回開催しています。
     今回は同コンサート初のサキソフォン四重奏で、サックス奏者の深町宏さん、小副川美代子さん、山口みずえさん、馬場智子さんの4人をゲストにお迎えしました。それぞれソプラノ、アルト、テナー、バリトンと音域の違うサックスで、ジャズの名曲「A列車で行こう(Take the “A” Train)」やQueenの「ボヘミアン・ラプソディー」、秦基博の「ひまわりの約束」など、バリエーション豊かな曲目を演奏いただきました。

    左から深町宏さん、山口みずえさん、馬場智子さん、小副川美代子さん


    情感豊かなサックスの音色に包まれたコンサート会場
  • 2019.10.09 特別講演会「医療界に広がるユマニチュードを語る」を開催

     聖マリア病院は10月9日、ケアを必要とする人の人間らしさを尊重し、それを伝えるための哲学・技術である「ユマニチュード」の考案者、イヴ・ジネスト氏(ジネスト・マレスコッティ研究所 所長)と日本でのユマニチュード導入・普及に努める本田美和子氏(独立行政法人国立病院機構東京医療センター 総合内科 医長)をお招きし、特別講演会「医療界に広がるユマニチュードを語る」を開催。会場となった石橋文化ホール(久留米市野中町)には、1000人を超える医療・福祉関係者が訪れました。
     会の前半では、ジネスト氏がこれまでおこなってきたユマニチュードを用いたケアの記録ビデオを見ながら、ユマニチュードの歴史などを説明。後半は参加者も一緒に体を動かし、実際にケアをおこなう際のポイントなどを学びました。
     参加者からは「寝たきり状態の方がユマニチュードを取り入れることで、回復していく映像には驚いた」「ユマニチュードをぜひ自施設でも実践したい」などの声が聞かれました。

    参加者全員で体を動かしてユマニチュードのメソッドを学びました


    講師を務めるイヴ・ジネスト氏
  • 2019.09.09 しまじろうが小児病棟を慰問

     9月9日、ソニー生命保険株式会社、株式会社ベネッセコーポレーションが主催する「しまじろう病院訪問プロジェクト いっしょに笑おうキャラバン」の一環として、しまじろうが聖マリア病院 地域医療支援棟3階の小児病棟を慰問しました。
     各病室に出向き子ども達と交流したしまじろう。子ども達は大好きなしまじろうの突然の訪問に驚きながらも、握手をしたり抱き着いたりし、輝かしい笑顔を見せていました。

    元気にハイタッチをする患児としまじろう


    しまじろうをエスコートする小児科診療部長の秋田幸大医師
  • 2019.08.09 児童虐待、アレルギー対応講習会を開催

     聖マリア病院は8月9日、久留米市、久留米広域消防本部などと共同で児童虐待とアレルギー対応を学ぶ講習会を開催しました。会には久留米市内の保育所や幼稚園の職員約50人が参加。児童虐待が疑われる場合の対処法や全身性のアレルギー症状(アナフィラキシー)について学びました。
     講師を務めたのは、同院小児科診療部長の秋田幸大医師。児童虐待の対処法では、小児科医として虐待を疑われる子どもを診察してきた経験をもとに、どのように虐待を見抜いていくのか、虐待が疑われる子どもとどう向き合うのかについて講演。同院の医師や看護師、ソーシャルワーカーなどで構成される虐待対応チームについても紹介し、虐待が疑われる場合は病院に相談するなど、医療と連携を図る大切さを強く訴えました。
     アレルギー疾患については、主な原因や症状を紹介。アナフィラキシーを一時的に緩和する自己注射薬「エピペン」は、患者や保護者が注射できないない場合は保育所の職員らが注射する場合もあるため、練習用キットを使った実技講習もおこないました。
     参加者からは「エピペンを打つ実演もあり、いざという時のためにとても役に立った」などの声が聞かれました。

    「エピペン」の実物をペットボトルに刺して針が出る仕組みなどを説明する秋田医師