イベント開催報告
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2016.09.08 本番さながら防災訓練
熊本地震のような大規模地震の際に患者さんや職員をスムーズに救出する手順を確認するため、聖マリア病院と久留米消防署、久留米市消防団による総合防災訓練が9月8日、同病院で行われました。久留米市で震度6強の地震を観測、病院内で多数の負傷者が出たとの想定で、約220人が参加しました。訓練は、解体作業が本格化する直前の新生児・小児救急医療センター(小児棟)とその周辺で実施。消防署員がエンジンカッターで防火シャッターを切断したり、災害派遣医療チーム(DMAT)隊員が負傷者役の職員を担架で運び出したり、本番さながらの訓練になりました。
防災訓練で防火シャッターを切断する際に飛び散る火花 -
2016.07.26 JICA青年研修を実施
聖マリア病院国際事業部は2016年7月14日から26日までの間、2016年度国際協力機構(JICA)青年研修を実施、ミヤンマーの医師や看護師計15人が地域主導型の健康づくりなどを学びました。
研修員はいずれも、首都ネピドーの保健省本省や各州の保健医療に携わる次世代リーダー候補。研修では、福岡県すこやか健康事業団(福岡市中央区天神)や聖マリアヘルスケアセンター(久留米市津福本町)、久留米市中央学校給食共同調理場(同市野中町)を訪問、それぞれ具体的な業務の流れを見学し、その活動の実際と役割を学びました。研究者による充実した講義もこの研修の特徴。今回は、聖マリア健康科学研究所の平田輝昭所長による「日本の生活習慣病の現状と施策」と九州大学医学研究院附属総合コホートセンターの二宮利治教授による「久山町研究の最新成果」が盛り込まれました。さらに、地域主導型の健康づくり活動の実態を知るため、小郡市役所の活動の最前線を見学、地域の参加者らとも交流しました。
見学や議義で得た幅広い知識を生かし、ミヤンマーで直面している問題の解決手法を習得するワークショップもあり、医師と看護師という職種の垣根を越えて、全員が積極的に討議に参加しました。
タイトな研修日程でしたが、文化交流や浴衣の試着体験なども組み込み、研修員にとって楽しく有意義な日本滞在になりました。
美しい浴衣姿で勢揃いしたミャンマーの研修生15人。タイトな
研修日程の合間、日本の文化に触れて、楽しいひとときを過ご
しました(久留米市日吉町の三本松公園)